こちらの本(本といっても、Kindle Unlimitedの電子書籍)
「早期リタイアするために、今なにをすべきか?」を、サクっと読了。
この本は、早期退職のための心がけ、気持ちの持ちよう、決断の準備のような、メンタルに書かれているのではなく、書かれていることのほとんどは、海外株式や債券で、配当、利回りを得ての、リタイアだ。
このブログにたどり着いた人ならば、「FIRE」という言葉は知っていることだろう。
FIREとは「Financial Independence Retire Early」の頭文字を取った略語のことで、簡単に言えば経済的自立と早期退職を指している。
「FIRE」だけだと、文字通り「火」であったり、「クビ切り」みたいに思われるので、「FIREムーブメント」と言ったほうが言葉の意味は伝わりやすいだろう。
アメリカを中心にして流行った(今も流行っている)ライフスタイルの1つなのだが、これを達成しようと思うと、20代の頃から、何歳で(多くは40歳未満)経済的独立を、と考えていなければならない。そして好調なアメリカ経済に乗っかってきた人が、FIREムーブメントを提唱している。
20代で、FIREを志し、毎年、円にして、4,5百万円を投資に充てている。毎年500万円を、15年投資し続けて、7,500万円の元本に、毎年8%の複利ならば、倍の1憶5,000万円分の資産を築くことができる。(GAFAMなどのIT銘柄で15年前に投資していたら、5倍、10倍なんかになっちゃっている)
自分はFIREするのだ、と決意して、好調なアメリカ経済に乗り、毎年500万円を投資し続ければ、3億円~5億円くらいの資産は築くことができた。
3億円として、仮に配当利回りが4%としても、毎年1,200万円が入ってきて、十分にFIREが達成される。実際にはここから税金が引かれるのだが、その数字は、年収1,200万円としての税引き後(手取り)とそんなに違いはない。
でも、このFIREムーブメントは、好調なアメリカ経済があってこそだ。
株や、不動産などでの不労所得はあるに越したことはないが、それ頼みというのはリスキーである。
何より、そんな完全リタイアがしたいだろうか?
少なくとも、私は働くこと自体が嫌いなわけではない。面倒な人間関係がしんどいなと思ってはいるが、そういうシガラミがないならば、社会と関わりを持ちたいと考えている。できることならば、人に感謝されて生きていたい。
その意味で、企業の早期退職に手を挙げ、できるだけ個人の力で、稼いでいって生きていきたいなと今は考えている。