日本の年金は、大きく以下の3つに分けられている。
第1号被保険者(国民年金)
日本国内に住所を有する20歳以上60歳未満で、第2被保険者・第3被保険者に該当しない人が加入(平たい話、自営業者)
第2号被保険者(厚生年金)
会社員や公務員など厚生年金被保険者が加入(以前のサラリーマンの時の年金)
第3号被保険者
20歳以上60歳未満である第2号被保険者の被扶養配偶者で、年収130万円未満の人が加入(ひらたい話、主婦、主夫)
サラリーマンは、「第2号」に該当していて、早期退職した人は、「第1号」の国民年金に変更の手続きをしなければならない。
そういうわけで役所に行ってきた。
「退職したので、国民年金に変更したいんですが・・・」と伝えると、おもむろに用紙が取り出され、
- 年金番号(青の冊子から転記)
- 名前
- 生年月日
- 住所
を書くだけ。
「離職票ありますか?」と聞いてくるので、子供の保育園で提出する「勤務証明書」に「2020年12月31日退職予定」と記載があったので、それを提出したら、「はい、これで良いです。コピー取らせていただきますね」とのこと。
マイナンバーカードや、運転免許証を見せることもなければ、印鑑も必要なかった。
こんな風に役所でも、印鑑って必要なくなっているんだから、印鑑なんて存在価値ナシだわ。
「おしまいですか?」と聞くと、「はい、おしまいです」の回答。
「あのー、一括納付ってできるんですよね?」と聞くと、「あっ、一括納付ご希望ですか。それなら、この用紙に記載して、銀行に持っていってください」と言われる。
これは、銀行口座からの「振替納付」だわ。
私の銀行口座は、名門「楽天銀行」。この用紙を持っていくなんて、どこに持っていけば良いのやら・・・。
しっかりと、この用紙の一番下に
▼インターネット銀行など一部の金融機関では取扱いがない場合があります。
とある。これではダメだ。
「あのー、クレジットカード払いってできるんですよね?」と聞くと、「あっ、クレジットカードでの納付がご希望ですか。それなら、この用紙に記載してポストに投函してください」。
自宅に帰って、さっそく記載。
昨年、令和2年度の納付額は以下の通り。
6カ月前納 | 1年前納 | 2年前納 | |
口座振替 | 98,110円 | 194,320円 | 381,960円 |
クレジットカード払い | 98,430円 | 194,960円 | 383,210円 |
ちょっとだけ、クレジットカードの方が高いのは、手数料を乗せているためだろう。
割引がどうこう、ではなく、面倒なことが嫌なんで、ここは迷うことなく、「2年前納」を選択。
2年というのは、2021年4月から2023年3月までの保険料を2021年4月末日でカードを切る(5月決済)ということ。
こんなどうせ払うものは、さっさと済ませておくに限る。
ちなみに、
個人事業主の国民年金保険料は、事業所得の計算上、必要経費にはならない。
ただし、確定申告をする際に、その年に支払った国民年金の金額は、「社会保険料控除」として所得から控除することができる。