お金のハナシ

不動産投資ではなく、J-REITのETFで毎月分配金を得る方法

不動産融資に失敗したときの話。

本音をいうならば、アパートやマンションを5,6戸所有して貸し出し、そこでの不動産収入というものに着手したい。

大企業の正社員だったら不動産の融資なんて簡単、という話を聞く。下手したら2,3億円の融資も受けられると聞くので、独立の準備として、不動産に手を出そうと夏に、センチュリー21に行った。

「不動産投資をしたいので」と白状し、アンケートの勤務先に社名をちゃんと記載した。

ヒゲメガネ
ヒゲメガネ
手持ち資金はないので、銀行から1億円くらい借りて、利回り5%を確保できる物件を紹介してください。

と伝えて、10件近くの紹介を受けた。

1,000万前後の物件から、3,000万ほどのファミリータイプの物件まで、その不動産屋で、安全パイと言っている物件を案内された。

その土地での相場や、過去にいくらで取引されていたのかを見て、だいたい1,2割の値引き指値の交渉を入れ、同時に金融機関に融資の打診を入れた。

 

数日経って銀行からの回答は、アッサリと融資NG。。。

もしかして物件の数が多く、合計金額が大きいからではないか?と考え、手始めに、「駅近の1DK:1,500万円」の物件1つに絞ったけれど、再度融資NG。。。

ヒゲメガネ
ヒゲメガネ
大企業に勤めていたら、融資は簡単に受けられるって本当か?

マイホームのローンが残っていることがネックらしいが・・・。

不動産屋だって、売って手数料を稼ぎたかったはずだから、銀行に融資のお願いをしたはずなのに、何しろ私は審査に通らなかった。別の信用金庫にあたってみても良かったが、これでアッサリと意気消沈して、不動産投資は断念。

結果、そういうことで不動産投資は諦めたのだけれど、仮にこの融資が実現して、不動産投資を始めたとしても、相場は利回り5,6%ということらしい。利回り10%、20%というのもあり得るがこのような高い利回りを実現するには、空室リスクが高くなる。現実的には、6%確保できればOKの世界のようだ。

そこに、銀行から融資をうけた場合の金利が2%として、残るのは4%にしかならない。そのうえ、物件の管理を不動産会社に委託すると1%がかかってくるので、残るは「3%」の実質利回りになる。

しかもこれは、家主が簡単に見つかって、家主が賃料を払い続けたケースだ。空室のリスクを考えると、そんなに割の良いビジネスでもない気がしてきた。

仮に1億円の融資に成功して、数戸のアパートを所有しての実質利回りが3%でれば、年間300万円の不動産収入が得られるので、それはそれでアリなようにも思うが、なにしろ融資が受けられない身分であることには仕方ない。

そこで浮上したのが、「リート」。

リート(REIT)とは、「Real Estate Investment Trust」の頭文字をとったもので、つまりは「不動産」の投資信託のこと。

現物の不動産投資のように、銀行で融資は受けられないことが大きな違いだが、自己資金だけで運用するので、リスクは少ない。

利回りは、その時の時勢によって変わってくるので、数字を出すのは憚られるが、2020年1月30日時点の平均分配金利回りは「3.5%」だという。(※もちろんこの数字は、コロナ前であることに注意)

仮に「3.5%」が得られるならば、現物の不動産投資をしての実質利回りとそんなに変わらないではないか。(当然投資元本が違うので、リターンの額は全然違うけれど・・・)

コロナで在宅ワークが進み、オフィス需要が低迷していることは私も理解しているが、ここは逆張りでいきたい。

キャピタルゲインは、その資産を売却するときに得られる利益で、例えば100万円で購入した株が、売却時に120万円になっているとして得られた差額の20万円を指す。

私は、家計に対して毎月3万円分のプラス効果をコミットしていて、その3万円の一部に、配当金を充当したいと考えている。

月10万円を稼ぐために、一年間の下準備。早期退職をして、1月からフリーランスとして生きていこうと決めた。 個人事業主としてほそぼそとビジネスをしていこうと考えている。 ...

月々に、配当金での「インカムゲイン」狙いだ。

月々に金額の大小はあれど、確実にいくらかの配当があるようにしたい。

以下の3つの銘柄に投資すると、毎月配当金が得られる。

J-REITのETF(東証REIT指数):2020年11月現在

銘柄 コード 分配時期(月) 信託報酬(税抜)
One ETF 東証REIT指数 2556 1・4・7・10 0.155%
NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信 1343 2・5・8・11 0.155%
ダイワ上場投信 東証REIT指数 1488 3・6・9・12 0.155%

この3つの銘柄をチョイスした理由は、信託報酬の低さだ。

投資信託、ETFに投資する場合、黄金の法則は、信託報酬が「0.1%台」のものに、ネット証券を使って投資すること。

また、この3つに分散投資することで、1年間毎月配当金が入ってくる仕組みができあがる。

それぞれ100万円ずつ仕込むことにきめた。

利回りが「3.5%」とすると、年間10万5,000円、税金20%抜かれるとして、「年84,000円」。月にして、「7,000円」が入ってくることになる。

この配当金の予想は、あくまでも「3.5%」の配当が毎月得られた場合であるし、なによりこのリート自体のETF株価が購入金額をステイしていることが前提となっている。

仮に暴落して、ETFの価格が半分になって、配当金が月半分の3,500円になったとしても私は気にしない。

毎月数千円でも、インカムゲインが入ってくればOKだ。

このような軽い気持ちで、小遣いの足しになれば十分と思える人には、リートはお勧めの選択肢になるだろう。