誰が好きって、辛坊治郎が好きだ。
「す・またん!」「そこまで言って委員会」を始めとして、レギュラーのラジオ番組も全て聞いている。メルマガも購読して、辛坊さんがどんなキャラクターで、どんな意見を持っているのかはだいぶ理解しているつもり。
太平洋単独無寄港横断の挑戦で、今朝(2021年4月9日)に出発した。
4月11日が辛坊さんの65歳の誕生日で、その日に出発すると話されていたが、昨今のコロナもあって、出発に際して港にたくさんの人が押し寄せることを嫌って、少し早めての出発だった。実に彼らしい。
この辛坊さんの挑戦に対して、勝手ながら私もその夢を自分のことのように捉えている。
レギュラーのTV番組を、自ら降板しての挑戦だ。
今回は、単独で、また基本的にすべて自腹での挑戦となる。
ラジオから聞いている話では、大それた「命をかけた挑戦」ということでもないらしいのだが、一人でヨットに乗るというのが実にカッコ良い。
一般的に「夢」というと、プロ野球の選手になる、オリンピックで金メダルを取る、小説家になって直木賞を取る、歌手になって武道館でコンサートをする、などのキラキラした職業に就くことを指すと思われている。
そのキラキラした夢を求め、挑戦するのは素敵なことだが、その一流の人になれる人というのはほんの一握りだ。
当たり前のことだけれど、99.9%の人は、そのキラキラした職業、選手にはなれない。
辛坊さんは、ラジオのなかで話していた。
彼は、単純に、ヨットに乗って、海の上で風を受けているのがものすごく気持ちよく、幸せなのだ、と。太平洋横断の夢は、靴に入った小石のようなもので、取り除く(夢は叶える)ことをしないと気持ち悪くてしょうがない、と。
ここでジェンダーの話をするつもりはないが、この気持ちは男特有のものではないだろうか。
人それぞれ、幸せの環境、場面は変わってくるだろうが、自分が心底幸せだと思えることを「叶える」ことが「夢」と定義できるならば、それは多くの人が叶えることができるだろう。
そして、人の夢に勝手に自分を乗っけることができる。
詳しく説明することはできないが、辛坊さんの太平洋横断の挑戦は、なぜか自分も一緒に挑戦しているような感じを持ってしまっている。
彼はああ見えて、潔癖症で、ものすごく人見知りな人物である。
がんばれ!辛坊さん。ものすごく陰ながら応援しています。
https://youtu.be/gvVPBMrpjB8