- 早期退職をしても、その後の生計はどうたてればいいのか?
早期退職という制度があるのは普通は大企業だろう。それなりの退職金の上乗せがあるのだから、その費用が一時的に払える体力がなければならない。結果、早期退職を考える人の仕事は大企業の「それ」というのが大半だろう。仕事内容は、営業、研究、マーケティング、総務、経理、人事と異なるだろうが、大企業に、50前後までいた人の転職というのはなかなか難しいものがある。
それはそうだ。雇う側からしても、大企業で50まで勤めた人間で、「このたび早期退職に手を挙げまして・・・」なんて人を雇う会社がどこにある?
まず扱いにくいったらありゃしない。早期退職に限定した話ではないが、中年(定年間近)の就職は、雇う側からすれば、対応に苦慮する。たとえ「新人のつもりでイチからがんばります!」と言ったとしても、嘘くさい。
再就職が難しい理由として、雇う側からみた「扱いにくい」ということよりも大きいのが、その人のつまらないプライドだ。「俺は以前●●で勤めていた」というプライドが邪魔して、レベルダウンしたように周りに思われるのを気にして、再就職先がうまくいかない。
アルバイト、パートというのもキツい。
お金を稼ぐことが第一義なのであれば、早期退職なんてしないで、企業にそのままいた方が安定的な給料が維持される。小言を言われようが、左遷されたような人事配置をされようが日本では正社員を簡単にはクビにできない。犯罪をしない限りクビにはできないし、降格だって簡単にはできない。
結構大きな退職金を得て、それまでの貯金と合わせて切り崩すだけ、という人はそれもいいだろうが、多くの人は、毎日、毎月の収入を得る仕事ができたら良いなと考えているはずだ。ここには、企業で勤めていた時の給料を維持するなんて考えてはいまい。自分の好きなように、自由に、楽しくやったうえで、その結果、●万円のお金が入ったら良いなと考えている。
「好きなように、自由に、楽しく」というのが、再就職や、フリーターと相性が悪い。
それができる可能性があるのがBLOGやYouTubeの個人の情報発信だ。
- 大成功を目指さずに、個人の情報発信で、副業的な収益を得る
YouTubeで成功している人といえば、ヒカキンや、ヒカル、はじめしゃちょーなんかが思い浮かぶ。このレベルにもなると年収は億の単位だろう。一方、Blogはどうか。
私は以前学生の頃、あるBlogを運営していて、資格・教育の部門では「1位」にランクインしたことがある。少しだけ有名なブロガーだったが、当時アフィリエイトなどで稼いだ月額は、多いときで2,3万円で、通常は5,6千円というレベルだった。5,6千円であればオッサンの生計はまかなえない。
早期退職を考えてから、「マナブログ」という人がいるのを初めて知った。YouTube上で、このビジネスのノウハウを展開していて、とても勉強になったが、このマナブログだけで、月に数百万はコンスタントに稼ぎ、1,000万円を月に稼いだこともあるらしい。
ブログで稼ぐなんて、もう時代遅れかと思いきや、こうした人がいるわけだし、今はそのノウハウが簡単に、動画で分かりやすく手に入る。
学生時代のブログは「livedoor Blog」で、そのブログ自体もう存在していない。
今のブログの主流は、Wordpressで、オリジナルを作るというのも初めて知った。
年収にして、数千万円なんてことは、ハナから考えていない。副業的に、月20万円を目標に試行錯誤してみることにする。
- 1年間は退職金の切り崩しをして食いつなぎ、2年目から月20万円の収益を得る
YouTubeでもブログでも、開設当初からいきなり稼げるようにはならない、と皆が声をそろえていう。このアクセスが全然伸びず、登録者もほとんど増えず、収益化まで程遠い空白の時間が必ずあるという。
この空白の期間を1年と設定した。
2年目から、(2021年10月から)月に10万円の収益を得ることができれば、3年目からは月に20万円、4年目からは30万円というのがみえるだろう。
まずは1年後に、「10万円/月」を目標に動いてみた。
- まず私が月10万円の収益が得られるか実験してみる
>それができる可能性があるのがBLOGやYouTubeの個人の情報発信だ。
と、先に書いた。「可能性がある」と逃げたのは、私はまだその実績がないからだ。
これを1年間やってみても、月に10万円も稼げないのであれば、私にはその才能がないのだと見切りをつけようと考えている。
私は、芸能人やタレントのようにネームバリューもなければ、決して容姿がイケメンでもない。ただ大企業の正社員だったというしょーもない肩書しかない。サラリーマンとしてなんの実績もなく、仕事が全くできなかった。こんななんの取り柄もない40半ばのオッサンの奮闘記は、早期退職者にとって、希望の星となるだろう。
いや、むしろそうなりたい。金稼ぎではなく、大企業で落ちぶれたオッサンの希望になるこをが私の本当の目標である。