応援していた辛坊さんが太平洋横断(往復)を成功させた。
メルマガを読み、船の行方をGSPを追い、ラジオの番組も聞いていたので成功の様子もオンタイムで聞いていた。
注目していただけに、この成功は自分のことのように嬉しい。
日本に帰国してからのすぐのインタビューでこんなことを言っていた。
ずっと生きるとか、死ぬとかってことを考え続けていたんですよ。ほんで、65でしょ。そうすると、まあフルで活動できるのは、MAXあって、10年しかないだろう。わかんないけれどね。医学が進めばわかんないだろうけれど、まぁ、っていうぐらいの感覚なんです。そうすると自分のやりたいことの優先順位の中に、政治とかそういうのってないです。
残された10年、やっぱり世の中のために何か役に立つことができて、求められれば、まぁなんでもさせてもらいますけれど、
自分でやりたいかとかって言われると、いや、それって優先順位として違うよね。
この意見は個人的にとても同意できる。
私は現在、47歳。なので、辛坊さんの意見に汲みするならば、「フルで活動できるのは、MAXあって、30年」ということになるだろう。
30年もあるとも言えるが、大企業を退職して私は今同じような気持ちだ。
ある意味、セミFIREは達成している。
今年の1月に退職金が入り、その全額を投資にぶちこんだ。
この1,2カ月でさがり相場なので、含み損になった銘柄もあるが、総じて上がり調子で順調ともいえる。
含み益は、利益確定していないので、単純に口座の数字が増えて見えるに過ぎないが、この8月単体での配当金、分配金で、30万円になった。
株やファンドというのは水物で「絶対」なんていうことは言えないので、サラリーマンの給料のような確実性はないものの、コンスタントに月25万円は稼げている。
何かビジネスを興すにしても、リスクはあって、収益ゼロということも十分にありえるのだから、仮にタコ足ファンドであれ、数十万円の「収入」があるというのはありがたい。
小規模企業共済、iDeCoがあるのだから、60歳になれば3,4千万円が入ってくるので、いかに楽しくこの13年間を過ごすのかというのが一番のポイントなのだ。
47歳で、私は達観してしまっている。
身体のことをいえば、毎年の人間ドックで常にフォアグラの脂肪肝を常に指摘される(C判定)ものの、いたって健康。酒もタバコもしないので当然だが、それといって悪いところがないというのは我ながらすばらしい。
この健康体でありながら、自分の死というものを意識できたというのはラッキーだともいえる。
辛坊さんは、残り10年と言うが、私は30年ある。
・「自分に正直な人生を生きればよかった」
・「働きすぎなければよかった」
・「思い切って自分の気持ちを伝えればよかった」
・「友人と連絡を取り続ければよかった」
・「幸せをあきらめなければよかった」
この手の死ぬ前に後悔することはベタな話だが、必ずランクインするのが「働きすぎ」の後悔だ。
私は、もう嫌な仕事、ストレスのかかる仕事はしないと決めている。
また、47歳で達観してしまったので、実にラッキー。
還暦になれば、世の中の役に立つこと、つまりは社会貢献というのに軸足を置こうと思うが、この10年ちょっとは自分がしていて「楽しいこと」をしていくと私は決めたのだ。
せっかく大企業を辞めたのだから、それらしい働き方、生き方をしないとと辛坊さんの太平洋横断の言葉で気持ちを新たにしました。