お金のハナシ

Googleアドセンスの審査に3回落ちた理由

かつて私は、そこそこ有名なブロガーだった

2005年という年はブログが世間に認知され始めた年だっただろう。入社5年目のサラリーマンだった私は、大学院に復学して、MBAを取ろうと考えた。

当時、32歳だった私が、大学院のビジネススクールに通って、MBAを取るまでの軌跡を残そうとして、ブログを始めたわけだ。

「軌跡」なんて大仰なことを書いたが、当時のブログというのは、単純に、日記を恥ずかしげもなく公開するというだけもの。

昨日のTV番組が面白かっただの、最近読んだ本がどうだっただの、あのTVCMはどうだ、なんてちょっとした評論家のように語っているが、根本はただの素人が飲み屋での雑談(まさに独り言)を、日記にして公開しているだけのことだった。

一応は、MBAブログなんだから、カテゴリーは「教育・資格」というところに位置していて、その分野はあまりにも人気がないものだから、私は、その分野で1位にランクインしていたこともある。

車のこともちょくちょく触れていたので、それが担当者の目に留まってか、日産スカイラインの新車発表会に、人気ブロガーとして、招待を受けたこともある。

一番の実績は、早稲田大学のビジネススクールに通っていての私のブログが、「早稲田大学」でググると、本家の大学を差し置いて、検索ランク1位になっていたことだろう。

このブログを通してのアフィリエイト収入は月に3千円ほどで、多いときで5千円くらいと情けないありさまだったが、私の当時のブログでそこそこ有名になっていたのではないかという自負はある。いや、有名になった気になっていた。

15年まえのブログ事情

自分でイチからHTMLで作るという方法も知ってはいたが、当時は、ライブドアブログか、アメブロのフォーマットで作るというのが大半だった。

私は、ライブドアブログを使っていて、その広告収入というのは書評記事でのAmazonのアフィリエイトと、ドロップシップという値付けは自分がつけて、それが売れたら成功報酬として、お金が入ってくる仕組みくらいなものだった。

当時、ブログで人気が出る(?)、リスティングで上位にランクインされる仕組みはとてもシンプルだった。

  1. できるだけ毎日更新すること(更新頻度)
  2. コンテンツの中に、そのキーワードがどれだけ出てくるか
  3. リンクがどれだけ張られているか

この3点だけだったように感じる。

③のリンクがどれだけ張られるかだが、当時のブログには「トラックバック」といって、人のブログ、HP、WEBサイトに、勝手に自分のブログサイトをリンクすることができた。

基本的にこの3つによって、私のブログが「早稲田大学」で検索すると、1位にランクインされちゃう仕組みだったのだ。なぜなら、私のブログは、ほとんど毎日更新するし、タグでも早稲田のワードをちりばめ、トラックバックは必ずするもんだから、いろんなサイトに私のブログのリンクが張られている状態になっていたのだから。

まさか自分がおちるなんて思ってもみなかった

15年前の実績とはいえ、ブログの経験者なので、初めてのGoogleアドセンスとはいえ、自分が落ちるなんて思ってもみなかった。

かつてのブログを書いていたように、毎日、日記っぽく記事をUPした。雰囲気が出るように、ShutterStockで、写真を買ってそれを、アイキャッチ画像として、加工してUPした。

どこかで聞きかじった「アドセンスの審査には、記事が15は必要」ということで、まずは16の記事を毎日UPした。

そして満を持して、Googleアドセンスの審査に応募。

審査通過したら、「ヤッホーイ!」と小躍りする気持ちなんてまったくなく、落ちるなんて考えてもみなかったのだが、翌日に、サクっと落選。

最初の落ちたときの理由も我流で考えて、「コンテンツ量が少ない記事がダメなんだろうな」というもの。結果、3つくらいの記事を消去して、2度目のトライ。AdSenseのプログラムポリシーは、2度目までは全く読まず。

4日後に回答返ってきて、2度目の落選。メールの文面は、1回目と同じ。

ここで、「AdSenseプログラムポリシー」を読むことになる。

読んでみて、Googleアドセンス審査に関してのYouTube動画なんかを見てみて、初めて思ったのは、「15年前とはだいぶ変わっているんだ」ということ。

最近のGoogleが考えていることは、有益なコンテンツを検索結果に上げるということだ。だからオリジナリティーのない、文章や写真、リンクを嫌う。コンテンツの中身が有益かどうかを判断するすべがないので、どこからか勝手にもってきた(かもしれない)写真のUPを嫌う。また、リンクを張るとそのリンク先のサイトも、審査の対象になるので、NGだ。なにより、かつてのブログでは、日記、感想でよかったが、ただのCMの感想というのもNGだ。

こららの、Googleが考えていることを反映して、3度目の審査。

結果、また落ちた。。。

今回の返信のメールが前回とちょっと違っていた。「不承認となった理由」を、管理画面に記載しているという。

この3回目の落選で、なにが理由なのかわからなくなったので、ここは、少しだけ手直しして、再審査というのを繰り返すことを決意。いろいろ改定すると、どれが原因だったのかがわからなくなるから。

「不承認となった理由」は、いろいろなケースが書かれていて、具体的に、あなたのサイトで、ここがNGと指摘されているのではないが、こちらの文言が気になった。

特に、以下の一文。

  例:「一攫千金」を謳うサービス

 

私は、ブログの中で、「一攫千金」を謳ったり、煽ったりはしていない。

でも、もしかしたら、「早期退職でもらう退職金をどうするよ?」の回が、不適切なコンテンツなのかと思えてきた。

不適切なコンテンツという自覚はなかったが、ここは、少しだけ手直しして、再審査というのを繰り返すことを決意。いろいろ改定すると、どれが原因だったのかがわからなくなるから。

ということで、この回の記事を1つ削除しただけで、4度目のアドセンス審査にかけてみることにした。

4度目の正直で、Googleアドセンスやっと通過

結果、審査を通過した。

このコンテンツ1つを削除しただけでの再審査応募だったので、確実にこのコンテンツが不承認になった理由だったのだ。

 

私は、下手にかるーくブログの経験があったものだから、審査なんて余裕だと思っていた。この斜に構えた態度がわざわいしたことは間違いない。

次回は、「こうすれば、Googleアドセンスを通過できる!」のポイントをまとめていくことにしよう。

【Googleアドセンス落ちた人】★審査に通過する5つの方法15年前にブログ経験のある40台のオッサンがブログを立ち上げ、Googleアドセンスの審査を通したら、よもやの3回落選。どうしたら審査に通るのかを改善方法を説明。審査のためのコンテンツの作り方。...